Blog

Book Review and note

2019-08-16から1日間の記事一覧

チベット仏教の「ゲルク派」。ダライ・ラマ法王も属するこの最大宗派は、14世紀後半になって現れたツォンカパという宗教的天才が立宗した。

ゲルク派は、ツォンカパの独創的な哲学。 ■ツォンカパの出現 ツォンカパ(1357-1419)はアムド地方で生まれ、16歳で中央チベットに向かい、密教、般若、中観、唯識、論理学などを学んだ。カダム派やサキャ派の寺を訪れてはディベートを行い、無敵の強さでそ…